石英ヒーターとはどんなものでしょうか
石英とは、二酸化ケイ素が結晶化されて出来た鉱物です。
綺麗な自然結晶化で形は主に六角柱です。
これを温度を上げて融解し、冷却した後にガラス状の管に加工した物が石英管です。
耐熱性に優れたこの石英管を使ったのが、石英ヒーターです。
これはどの様な商品に使われていてどんな特徴があるのでしょうか。
少し掘り下げて言うと、空気中で発熱させても酸化しにくい鉄クロム線を、発熱体として管内に設置したヒーターです。
石英管ヒーターを最もよく使われている物はこたつでしょうか。
誰もが知っているスタンダードな暖熱商品です。
石英管は聞き慣れないかもしれませんが、いわゆる遠赤外線を指します。
熱伝導率が良く体を芯から温めてくれます。
300?400ワットでも十分に暖まります。
家庭で使う電子レンジで500ワット程ですのでかなり効率の良い暖の取り方と言えるでしょう。
最新版のこたつでは石英管が薄くなっているので足に当たる心配も無く安全に無理のない姿勢で暖まれます。
水に濡れたり、濡れた手で触っても割れずに漏電する事もほぼ無いので多くの家電にも使われていますが、1つ難を挙げるとすれば、暖まるまでに時間がかかるという所でしょう。
これは、電磁波によって空気を直接暖める力が弱いからです。
間接的にじんわり周りから暖めていく感覚に近いです。
熱が周囲の空気に対流しにくいので、こたつ用の布団で熱を籠もらせて暖めて使うのはその為です。
熱が柔らかい分省エネです。